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Makeのフィルターが通らないとき|空欄・型・分岐条件の確認手順

リズがMakeのフィルター条件と空欄の確認を案内するイラスト AI自動化

Makeのシナリオは動くのに、フィルターの先へデータが進まない。反対に、片方だけ通したいのに二つのルートが実行される。こうした問題では、条件を増やす前に、実行時の入力を確認します。

確認の順番は、届いた値、値の型、条件の組み合わせ、ルートの重なりです。この記事では、メール送信や記事保存などの実処理を行う前に、テストデータで分岐を確認する方法を紹介します。

フィルターが止めたのか、前段が出力していないのか

実行履歴で、フィルターの前のモジュールが出したデータを確認します。データが届いていないなら、フィルターを緩めても解決しません。どのレコードを調べているか、IDや時刻も控えます。

画面に「登録済み」と見える値と、モジュールが返す実際の値が違う場合があります。表示名、内部のコード、配列の中の値などを取り違えていないか見てください。前回成功した実行ではなく、今回止まった実行の出力を読みます。

条件は、モジュール間の接続線から開く

Makeのシナリオ編集画面で、対象のモジュール間の接続線をクリックするとフィルターの設定パネルを開けます。対象の項目、比較の演算子、比較先の値を確認します。日付に文字列用の比較を選んでいないか、数値にテキスト用の比較を選んでいないかも見てください。設定変更は、本番送信が起きないテスト用シナリオで行います。

空欄は、見た目が同じでも種類が違う

入力の例確認する点
項目そのものがないフィールドが存在するか
nullや未設定値が入っていない扱いか
空の文字列存在しても内容が空ではないか
半角・全角スペースだけ余白を除いた後に文字が残るか
数字の0未入力と区別して有効値とするか

Exists/Not existsは項目の有無・値が入っているかを確認する基本の演算子です。ただし、空文字やnull、余白だけの値を同じものと決め付けず、届いたデータと実際の判定結果を照合してください。メールアドレスの必須確認なら、存在に加え、空文字や余白だけの入力をどう扱うか決めます。注文数の0が有効なら、それを空欄と同じにして捨てないようにします。

文字列と数字を、比較する前にそろえる

金額が数字の100なのか、文字の「100」なのか、「100円」なのかを確認します。見た目が同じでも、数値の大小比較へそのまま渡せないことがあります。前段で形式を統一するか、値に合った比較条件を選びます。

日付にも同じ問題があります。文字として比較すると、期待した時系列にならない場合があります。日付の形式とタイムゾーンを確認し、日付として扱える形へ整えます。直すたびに、元の値と変換後の値を控えると原因を追いやすくなります。

AND・ORは、文章で条件を書いてから組む

「承認済み、かつ本文があるものだけ保存する」なら二条件を両方満たす設計です。「承認済み、またはテスト用なら保存する」では、本文がなくてもテスト用が通る可能性があります。先に日本語で通したい条件を書き、その後に設定します。

括弧で区切られた条件グループの範囲も確認します。承認と本文を一組にするのか、本文必須の条件をすべての分岐へかけるのかで結果が変わります。条件が複雑なら、一度に全部を変えず一組ずつテストします。

ルーターは、複数のルートが通ることがある

Makeのルーターでは、条件が重なれば複数のルートが処理されることがあります。最初に合った一つだけを選ぶ設計だと決め付けないでください。公式案内ではルートは順番に処理されます。

たとえば、Aを「金額1,000円以上」、Bを「金額5,000円以上」にすると、6,000円は両方に当たります。重複させたくなければ、Aを「1,000円以上5,000円未満」とするなど、範囲を分けます。フォールバックは他のルートの条件に該当しないデータを受けます。対象ルートをクリックしてフィルター画面を開き、フォールバックの指定をYesにして保存します。フォールバックにも独自のフィルターを設定できるため、「ここなら何でも必ず受ける」とは限りません。

本番の前に試す小さなデータセット

  1. 送信・公開・課金などの処理を、テストの保存先へ切り替える。
  2. 正常値、空文字、余白だけ、0、想定外の型を各一件用意する。
  3. どのルートへ進むべきか、実行前に表へ書く。
  4. 一条件ずつ変更して実行し、実際のルートと比較する。
  5. 重複・未処理を確認してから、本番の保存先と設定へ戻す。

通知が二通届くような問題では、フィルターだけでなく再実行や入力の重複も見ます。処理済みIDの管理が必要なら、ルート条件と重複防止を別に設計します。

今日は止まった一件の「前段の実際の値」を開いてください。条件を推測で広げるより、空欄なのか型違いなのかを確認する方が、意図しない本番処理を増やさずに直せます。

迷ったときの追加確認

テストでは通ったのに次回は止まる場合

最初の一件だけでは、空欄や配列などの違いを確認できません。止まった実行のデータを取り出し、成功した例とフィールドの存在・型を比較します。

フィルターを全部外せば直る?

原因確認のために条件を減らすなら、実際の送信や公開が起きない保存先で行います。通ることだけを成功にすると、承認前のデータまで本番へ進む可能性があります。テストで最小条件を確かめたら、元の業務ルールに必要な条件を戻し、通らないべき例も確認します。

シナリオ全体の組み方は、MakeとChatGPTの自動化手順で確認できます。

確認日:2026年10月7日。参考:Make・Router公式ガイド、Make・フィルターと演算子。画面や利用条件は更新される場合があります。

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