料金表や企画書を更新したのに、AIが前の金額を答える。NotebookLMで資料を扱うときは、元ファイルを直したこと、ノートブックのソースが更新されたこと、回答を作り直したことを分けて確認すると原因を見つけやすくなります。
この記事では、NotebookLM(現行の公式ヘルプではGemini Notebookと表記)に取り込んだ資料を更新する場面を扱います。機能名が変わっていても、「どのファイルの、どの版を読ませているか」という確認の基本は同じです。
Googleドライブの資料と、アップロードした資料は分ける
現在の公式案内では、Googleドライブから追加した対応ソースは自動更新の対象です。数分ごとに同期され、ノートブックを開いたときにも元ファイルの変更が反映されます。すぐに確認したい場合は対象ソースを開き、「クリックして Google ドライブと同期」から手動で更新できます。同期後は、変更した段落がソース本文へ反映されたか確認してください。
一方、パソコンからアップロードしたPDFなどは、手元のファイルを書き換えただけで同じように更新されるとは限りません。資料の追加方法を最初に確かめましょう。2025年当時の「毎回手動同期する」という解説だけを頼りにせず、現在のソース画面と公式ヘルプを見ます。
- Driveから追加:元ファイルの変更、アクセス権、ソースの同期状態を確認。
- PDFなどをアップロード:新しい版のファイルを用意し、ソースを追加・入れ替える。
- 貼り付けた文章:元原稿を変えただけで済ませず、ノートブック内の内容も確認。
「料金を3,000円から3,500円に直した」例で点検
仮に、サービス資料の月額料金を3,000円から3,500円へ変更したとします。このとき「最新情報で答えて」とだけ聞き直すより、変更した一点を使って確認すると確実です。以下の金額は説明用です。
- 元の資料を開き、3,500円へ保存されていることを確認する。編集途中の別ファイルでないかも見る。
- ノートブックのソース一覧で、対象の資料を特定する。同名の古い版がないか確認する。
- Driveのソースなら同期状態を確認し、反映を待って開き直す。アップロード資料なら新しい版を追加する。
- 対象のソースだけを選んで、現在の料金と根拠箇所を質問する。
- 回答の引用先を開き、数字・適用日・条件を目で照合する。
この資料に書かれている現在の月額料金と適用開始日を答えてください。それぞれ根拠箇所を示してください。資料内に古い金額と新しい金額が併記されている場合は、どちらが適用されるかを推測せず、両方を示してください。
ここで答えが古いままなら、同じ質問を繰り返す前に、ソースビューアで変更した料金の段落を開きます。ソース本文に3,000円が残っていれば、まず取り込みや版の選択を確認します。本文が3,500円なのに回答が3,000円なら、その回答の引用先を開き、別の旧版や別プランを拾っていないか確かめてから聞き直します。
新しい数字が返っても、違う商品の料金を拾っている可能性は残ります。引用元の見出しと対象プランまで確認するのがポイントです。
古いソースを消す前に、何を残すか決める
同じ名前の資料を何度も追加すると、旧版と新版が混在しやすくなります。ファイル名に「料金表_2026-10-05適用」のような日付や版番号を入れ、どれを現在の基準にするか分かるようにします。
比較のために旧版を残す場合は、両方を選んだまま「現在の内容」を質問しない方が整理しやすくなります。まず新版だけで確認し、その後に旧版との変更点を比べましょう。旧版を削除するなら、必要な元ファイルや過去の記録が別の保管場所に残っているかを確かめます。
版番号はファイル名だけでなく、本文冒頭にも書いておくと便利です。ただし、本文の日付だけ新しくして内容を更新していない資料は「最新版」の根拠にはなりません。
ソースが新しくても、前の回答や生成物は点検する
以前作った回答、要約、説明用原稿を、そのまま最新版として使い回さないようにします。ソースが更新された後は、公開・提出に使う出力を作り直すか、変更箇所を一つずつ確認してください。
たとえば、本文の料金は直したのに、比較表や音声用台本に古い数字が残ることがあります。「タイトル」「料金表」「注意書き」「結論」の4か所を検索し、古い金額が残っていないか確認すると見落としを減らせます。PDFや文書として外へ書き出したものも、別の成果物として管理しましょう。
同期しても古い答えが出るとき
別のソースを根拠にしていないか
回答の引用先を開きます。古いPDF、過去の議事録、別プランの資料を根拠にしているなら、質問の対象ソースを絞って再確認します。
本文以外に書いた変更ではないか
Googleドキュメントのコメントや脚注など、取り込み対象外になる内容があります。重要な変更は、参照させる本文に明確に記載します。補足コメントに「金額修正済み」と書いただけでは、読み取る資料の本文が古いままのことがあります。
元ファイルを読む権限はあるか
ファイルの所有者や共有設定が変わった場合は、元資料を自分で開けるか確認します。Driveの元ファイルが削除されたり閲覧権限を失ったりすると、ノートブック内でもそのソースを表示・参照できなくなります。権限のない資料を無理に取り込もうとせず、管理者に必要な範囲のアクセスを確認してください。
更新確認の記録を一行残す
確認した結果は、たとえば「料金表v3/10月7日更新/基本プラン3,500円/適用開始日と引用本文を10月7日に確認」のように一行残します。これは記録方法の例です。資料を直した日と、AIの引用まで照合した日を分けると、どこまで確認したかが後から分かります。全部を読み直す前に、今回変えた事実を一つテストする運用から始めましょう。
資料に基づく確認と一般的なネット調査を使い分けたい人は、ChatGPTとPerplexityの調査の使い分けも参考になります。
確認日:2026年10月7日。Drive同期と権限の条件は2026年10月12日に再確認。参考:Google・ソースの追加と参照、Google Workspace・Driveの自動同期に関する案内。表示名や利用できる操作はアカウント・更新状況により異なります。


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